ボックス!|若きボクサーの青春
2015/09/10
最近中学校に行く機会が多いのですけど、そこの図書委員の掲示板にオススメされていたのが、ボックス!。
高校ボクシングの話です。
格闘技は経験者に素人は絶対勝てません。これは柔道や剣道でもそうです。中学時代剣道部だった私は、体育の剣道の時間だけはヒーローでした。もちろん体育の先生にも勝ちました。
ボクシングは剣道以上に基本や、型が重要ですね。
さて、いじめをきっかけに親友がやっていたボクシングを始めた特進クラスの優等生。ひ弱で最初はまったく練習に付いてこれなかったが、1年後はインターハイまで出場する過程を描いています。
1選手の頑張りが、自分を変えて、周りも変える。一生懸命っていいですよね。
少年が一番影響を受けた「ボクシングの天才」は怪我に泣き、当時の高校チャンピオンを破ったものの、結局無冠の帝王で終わります。
10代の頃必死になったものって一生ものになる気がします。
物語の切り口もよく、一気に読める秀作です。
まさに「読書は娯楽」です。しばらくは百田氏の著作で楽しめそうです。
オススメ度:★★★★(★4つが最高)