風に舞いあがるビニールシート|何色もある著者の色
最初タイトルを見たとき??しかも直木賞を受賞?
風に舞いあがるビニールシート 森絵都(著)
6編からなる短編集でした。短編集でも直木賞とれるのですね。
最近は長編小説ばかり好んで読んでいる私ですが、この本を読んで短編集も悪くないと感じました。
我々の日ごろの日常にあるような話から、仏像整復師、そしてタイトルにもなっている「風に舞いあがるビニールシート」は国連UNHCR協会R(国連難民高等弁務官事務所)の話なんですよ。
いったい著者はいくつの引き出しを持っているのか・・・
また、各作品は起承転結の転の手前当たりで終わる感じで、続きは読み手が如何様にも想像できるものになってました。
ここが、また・・・続きがあるならホント読んでみたい。
この著者の作品でしばらくは楽しめそうです。
オススメ度:★★★(★4つが最高)
-
オススメ本