ちょっと今から仕事やめてくる|営業マンは辛い?それとも・・・
2年前にドラマで観た「ルーズヴェルトゲーム」での好演が光っていた工藤阿須加さん(ホークス工藤監督の息子さん)の予告編が良かったので、タイトルは??ではありましたが、鑑賞しました。
はい、とてもいい作品でした。少しでも会社勤めをした事ある人には共感できる内容だと思います。できれば営業経験者に観て欲しいです。
ブラック企業がテーマです。営業は確かに厳しい面ありますけど、あそこまでの会社は私も経験ありません。営業部長の吉田鋼太郎さんの好演が光ります。
営業は調子がいい時は何をしていても文句は言われません。が、とたんに売れなくなると営業会議で、酷い場合は毎日上司に、更には同僚にも言われます。実際には本人は一生懸命やっていても、駄目な時は駄目なんです。私も経験あるので、そういうシーンは胸が痛くなりました。
ただ、ずっと駄目なままという営業はいないと思います。実際に映画でも大きな可能性のある取引先を開拓でき、そのまま伸びていくんだろうなぁ、と言うシーンがありました。
ストーリーは毎日残業して頑張っても中々結果が出せない営業の青山(工藤)があまりに疲れてしまい、駅のホームで線路に落ちそうに・・・そこに電車が・・・・そこをヤマモト(福士蒼汰さん)と名乗る元同級生らしい男に救われる。なぜかヤマモトは青山に付きまとい、何かと気に掛けてくれる。ヤマモトの明るさに、青山も元気を取り戻し、半年通った大きな取引となる可能性のある会社から受注する。しかし・・・
自分が何故生まれ、今生きているのか?こういう当たり前の事を知れるきっかけになりました。
映画はずっとヤマモトの存在と行動が謎だらけ??の状態なのですけど、映画後半部分で種明かしの構成になっていて、これはこれでありかなと。
展開も非常に良く、中だるみせず鑑賞できます。考えさせる映画なので、お1人でどうぞ。
オススメ度:★★★(★4つが最高)
※本当は★4つでもいいくらい良かったのですけど、何かが足りないんです。今年は★4つ作品がまだないので・・・