プラチナデータ|管理する?管理される?
「東野圭吾」この方は時間を奪う天才ですな。この作品も一気に読みました。
「DNAを国家レベルで管理する」という現実に決まったらとてつもなく嫌なものなんですが、管理されない特権DNAデータそれが「プラチナデータ」。
主人公はDNA管理システム構築に人生を掛けていました。全てはデータだ・・・この経験は主人公の父が贋作を見抜けなかったところから来ていました。
主人公の父は名陶芸家。自分の作品の贋作がロボットの手によって作られ、それを見抜く事ができなかったのです。
ただ、この言葉凄いと思いませんか?
「芸術とは作者が意識して生み出せるものではない。その逆だ。それは作者を操り、作品としてこの世に生まれる。作者は奴隷なのだ。」
東野圭吾さんのマイ・ブームはまだまだ続きそうです。
オススメ度:★★★(★4つが最高)
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