ラプラスの魔女|予測できる未来?
未来は予測できる?これが現実になったら幸せ?
東野圭吾さんの小説は大体読むようにしています。今回も楽しく読ませて頂きました。よく、こんなテーマを思いついたと思います。
彼の小説は基本ミステリーなので、殺人事件が絡むストーリー展開になります。今回も自然現象にしか見えない原因が人為的なものでは?・・・から話が展開していきます。
テーマは脳科学です。事件で一命を取り留めたが植物人間化してしまった少年に天才脳外科医が手術をした。手術は成功し、少年は特殊な能力を持つようになった・・・それを推進するために研究機関が取った手段は?
彼が表現する文体は読みやすく、すっと入ってきやすいので、人気の理由の一つではあると思います。
ただ、「手紙」「白夜行」を読んだときのように、「もう先が気になって仕方ない・・・」という状態にはなりませんでした。彼の作品に慣れてしまったからでしょうか?そこが少し残念ではあります。
オススメ度:★★★(★4つが最高)
-
オススメ本