奇跡の営業所|チーム営業の素晴らしさを堪能したいあなたへ
友人森川さんの著書です。
この物語は臨時で作られた営業所が全営業所内で1位を3ヶ月連続で達成するまでの軌跡(奇跡)を描いています。
新規顧客開拓が中心の営業活動。営業では一番キツイ部分です。なぜなら、良い人間関係構築から始めなければならないからです。
私も営業経験は都合8年くらい、サラリーマン生活の半分を営業で過ごしてきました。
営業チームを持っていた事もあるので、この本の主人公である営業所長と当時の自分の姿をダブらせてみていた部分もありました。
当時は固定得意先用の営業ということもあって、ツール開発や営業手法の研究をあまり行ってはいませんでした。独占販売だったり、売れているソフトウェアでしかもお客様の評価も高かった事もあって、工夫をチョッと行うだけで数字になっていたのでした。
今となっては恵まれていたと思います。私も自分でもビックリする数字を「お客様の都合」という強力な運(と言っていいでしょう。)で上げさせて頂きました。
もちろん嬉しいのですが、営業の醍醐味は新規販売にあります。その手前の新規顧客開拓はとても大変でした。
私は元々居た恵まれた環境に飽きてしまい(スイマセン)新規商品の部署や会社に移ってからはとても大変でした。
この時に読みたかったです。
営業のイメージはどうしても個人活動のが強いのではないでしょうか?
営業は難しい仕事です。そんな仕事を未経験者でも売れるようになる方法を一緒に考え、実践してもらう。そしてコンテストではチーム一丸となって達成する。
営業チームメンバーの熱い想いと、達成感。このシーンが描かれている小説はそういえば読んだ事はあまりないです。
読後の爽快感を味わってください。
オススメ度:★★★(★4つが最高)