レスラー
2015/09/10
人生は過酷である、ゆえに美しい。
「レスラー」を観にいきました。人気レスラーだったランディ(ミッキー・ローク)の20年後生活を描いた作品でした。
スターレスラーの栄光と影を見事に描ききっていました。
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中年になったランディの身体はボロボロで、スーパーの倉庫係をしながら、週末になると昔の栄光に必死にぶら下がって小さな地方興行で細々と現役レスラーを続けている。トレーラー暮らしでその家賃も満足に払えない。
食っていく為には試合を続けていかないといけないけれど、試合が終るたびに試合の苛酷さが老体を鞭打ち、惨めさが彼に襲いかかる。
ボロボロの心臓が悲鳴をあげてついにランディは倒れた。医師からレスラーを続ければ死ぬと言われ、そうなると人の温もりを求めてしまう。
いままで好き勝手に生きてきたランディが、今までの人生を反省し、リングの世界から今まで不義理し無視してきた世界に戻ろうとしても、そんなに人生甘くない。せっかく取り戻した一人娘の信用も、一回の過ちで元の鞘に。
引退したものの、再度リングに上がる決意をする。
俺のいる場所はあのリングだ!
自分の人生のツケも自分で払う。
俺がレスラーを辞める時を決めるのはファンだ!
壊れかけた心臓を抱えて再びリングに上がったランディは、ファンの声援のなか、リングのコーナーの上に立ってリングめがけて大きくダイブ。
そして・・・・あれ?・・・
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アメリカ映画はこういうところが多いのですよね。
上映館少ないです。且つロードショー修了間際です。
私も地元映画館で慌てて観にいきました。