舟を編む|一生を捧げる仕事を持つということ
2015/09/10
一生を捧げる事のできる仕事を持つということとは?
映画「舟を編む」を観ました。宮崎あおいさんの出演作品は必ず観る様にしています。
なので、冷静な判断が出来ないのでいつもオススメはしていません。
(個人的には「天地明察」の宮崎あおいさんがいいと思います。)
では、何故オススメする気になったかというと・・・「仕事」という点に着目したからです。
辞書作りには気が遠くなるような作業があり、新しい辞書の企画から発刊までは、何と10年、20年が掛かります。それを一風変わった主人公(馬締)が企画段階から関わり、15年の月日を投入して発刊までを描いた快作となっています。
最初から「辞書を作りたい」と思って出版社に入社する人はあまりいないでしょう。雑誌編集から移動して来た新人も、最初はやる気も起きず・・・それでも、真摯に取り組む馬締の姿に影響され、変わって行きました。
「言葉の海。人は辞書と言う舟でその海を渡り、自分の気持ちを的確に表す言葉を探します。誰かと繋がりたくて広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書、それが大渡海」
この言葉に一生を辞書に捧げる決意をした主人公。静かですがカッコいいです。
GW絶賛上映中。静かな感動を得たい人はご覧下さい。
オススメ度:★★(★4つが最高)