この世界の片隅に|辛い日々でも笑って過ごす工夫とは・・・
「この世界の片隅から、ウチを見つけてくれてありがとう。」
この言葉が全てを物語っています。
ご縁を大切にするだけで、人は幸せになれます。
幼い頃の記憶で探し出され、何も知らずに、お嫁に行った「すず」の昭和8年から昭和21年までの物語です。
昔はこういう夫婦多かったのかも知れません。
思った以上に大切にされ、皆から愛され幸せそうな「すず」
お互い何も知らなくてもかけがえのない存在になるのに、そう時間は掛かりませんでした。
辛い世の中でも笑って過ごせる事があるのだと・・・戦争で配給も減り、毎日大変な思いでも幸せな事はあるのだと。戦争の回想は悲惨なイメージがついて回りますが、もしかしたら「笑って過ごすには?」と思っていた人のが多かったのではないでしょうか?
また、当たり前のような平和が何よりも一番だと、気が付かせてくれる映画でした。
観終わった直後よりも翌日のがグッとくる不思議な作品でした。
大きな宣伝もしていないのにSNSや口コミで大きな波紋を投げかける話題作。
今年の邦画はホント素晴らしいです。
オススメ度:★★★(★4つが最高)