チア・ダン|とんでもない目標を持つ可能性
「全てをかけて頂点に立ったものだけが見える風景がある。その風景を見てきなさい」
早乙女薫子(天海祐希)
「チア・ダン」そろそろ公開も終わりかな?と思い、終わる前に観てきました。
はい、とても面白かったです。実際の話が映画化されており、恐らくかなりの脚色はあるものの、まったく駄目で、初心者からはじめた高校生が全米選手権で優勝する3年間を描いた感動秘話です。
冒頭の言葉は全米選手権の決勝前夜に監督が主人公に言った言葉です。痺れました。
私はどうもこういう展開に弱い人です。特に高校時代はまったく頑張らなかった3年間だった事もあって、今でもこの3年間をやり直したい。
高校3年間なんて「あっ」という間に終わります。でも、その3年間でとにかく頑張った経験はとても重要だとおもうのです。そんな3年間を過ごせた彼女達を心から羨ましくおもいます。
さて、2時間しかない事もあって、テンポ良く進みます。(進みすぎ?)ダンス演技は最初の駄目すぎるのと、最後の決勝だけでした。2時間内に詰め込むのはそもそも無理があったのでしょう。ある程度仕方ないです。
これはドラマ化されるといいと思いました。丁度1クールで3年分表現できそうです。
ただ、ダンスは相当練習したのでしょうね。見事でした。かなり特訓したのが本当に解ります。
キャストは主人公に広瀬すず、相手役男子は真剣佑(メガネはなし)と、なんか「ちはやふる」の再現?みたいなものでしたが、役者さんは凄いですね、見事に別人になってました。
広瀬すずは凄いですね、カルタ、バイオリン、そしてチアダンス・・・まだ3年くらいは高校生役OKでしょうから、次は何をやるのか?興味あります。
天海祐希さん演じる先生の苦労も良く回想シーンで纏められており、全体として良く出来ていました。中だるみする事もなく楽しめました。
そろそろ公開も終わるでしょう。気になる方はぜひご覧ください。観て損はしませんよ。(多分)
オススメ度:★★★(★4つが最高)
モデルとなった福井商業高校のチアダンスがYoutubeで公開されてました。